アニメ会社員の日常。

お笑い芸人とジャニーズWESTを生きがいとする契約社員。

私が通っていた養成所1つ目

今回は、私が通っていた養成所についてお話します。

自分の養成所経緯歴を話すと、

どっちも中途半端ですね笑

 

今回は1つ目の日ナレについてご説明します。

  1. カリキュラム

  2.  料金

  3.  やめた理由 

 

1.カリキュラム

日ナレの概要はざっくりと以下の通りです。

クラスが3つに分かれていて

1.基礎科

2.本科

3.研修科

の3つの段階があります。

週1回3時間のレッスンで、(現在は2時間30分に変更されているようです。)

レッスンの候補時間、開設校が多いので、通いやすいのが特徴です。

年に1度進級審査を行い、年間査定と合わせて次年度の科を決定します。

 

ここからは、私の経験に基づくカリキュラムの説明です。

通常は、4月入会がほぼなのですが、私は、7月入会しました。

理由としては、大学1年生ということもあり、まずは大学でしっかり授業を受けて、それでも夢を追いかけたいと思うなら通おうと思ったからです。

(今思うとこんな気持ちでは、なれるわけがなかったなと思ってます笑)

やはり、気持ちが収まらなかったので、一番有名で通いやすいという理由で日ナレを選びました。

私は、基礎科から始めて毎週土曜の午前中から始まるクラスに入りました。

1クラスだいたい20人くらいだったはずです。

ここで、勘違いする方が多いのですが、いきなりアフレコの形式でレッスンを受けることは、どの養成所でもありません。基礎科と呼ばれる段階では、お芝居とは何かを学ぶ場になっています。「なんだよ、アフレコしないなら、入る意味ないじゃないか」と思う方は、声優になることをあきらめたほうがいいです。

声優とは、役者なので、お芝居の基本を学ばなければマイク前でも演技はできません。

このギャップでいきなりやめる人が3名くらいいます笑

ここでやめてしまう人は、ほぼ100%プロにはなれないと思ってください。

 

さて、具体的なレッスン内容について話していきます。

     1.筋トレ

腹筋や、腕立てなど簡単な運動をして基本的な体作りをします。

なぜ筋トレをしなければならないのかは、今後記事にしようと思います。

    2.腹式呼吸の練習

基本的な呼吸法腹式呼吸をマスターします。寝ている時の呼吸法ですね。

    3.発声

腹式呼吸を使って、発声をします。

 

ーーーーーー以上が初回の授業でした。

え?ってなりますよね笑

こんなんやるんだったらいかないよ!っとなるかもしれませんが、これは基礎的なことなので、マスターすることがマストになってきます。地味な鍛錬の積み重ねが、素晴らしいお芝居へとつながっていきます。

これを継続できる人がプロになれる人だと私は思います。

ということで、アフレコをしない+地味な3つのレッスンに嫌気がさしてやめる人が続出します。

上記の3つに徐々にやることが増えていきます。

    4.外郎売

知っている人も多いかもしれません。活舌の基本教材です。

これを覚えて発表します。ちなみに、日ナレは普段のレッスンの出来具合が評価に繋がります。普段の出来がいいと、有利になるので、基本的なことはおさえていきましょう。外郎売を覚えてない人が続出して、怒られます。

やってこいと言われたことをやらない人はプロになれません。プロの現場では、やれと言われたことに対してプラスで返せる人が売れていきます。この段階でできない人は、なかなか厳しい道のりだと思います。

私の場合、覚えるだけでなく、素人ながら、自分で演出もつけてやってみました。

ただやるだけでなく、楽しんでやることが重要だと思います。

(評価もめちゃよかったです!通ってる人はやってみてください!笑)

    5.喜怒哀楽

これも基本的なレッスンの一つです。

「嬉しい」感情、「怒る」感情、「哀しい」感情、「楽しい」感情(楽でもOK)

を体、表情を使って表現します。私のクラスでは毎回やっていました。前回と同じことをやらないというのがマストでした。私の場合、毎回設定を作ってやっていました。

    6.芝居

短い台本をもらって、先生が指定したグループで芝居をやります。

何週にもわたって同じ台本をやる時もあれば、1週だけで終わるものもあります。

    7.エピソードトーク

自分がみてきた映画の感想をみんなの前で話します。

色んな作品に触れることが大切だということと、トーク力アップのためです。

    8.パントマイム

物を使わずにお題に沿って芝居をします。筋肉の使い方を覚えることが重要です。

 

ざっくりとですが、上記がメインのレッスン内容になります。

レッスンで重要なことは、「能動的に動くということ」。

基本的に、講師の方は、「誰かやりたい人?」っと聞いてきます。

その時、だれよりも先に手をあげることが大切です。日本人特有の譲り合いの精神はここでは必要ありません。目立った人が勝ちです。というのと、回数をこなしていき、どんどんダメ出しをもらうことがうまくなることの第一歩です。

また、日ナレの場合、講師の方によってレッスン内容が異なります。

上記内容は、私が受けた講師の方の内容であくまで参考程度にみていただければと思います。

 

2.料金

入所金:10万円

レッスン費:20万円

※レッスン校、年齢によって上記金額ではない場合があるそうです。

詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。

週1回クラス|【公式】声優・ナレーターめざすなら 日本ナレーション演技研究所

 

3.やめた理由

やめた理由ですが、端的にいうとライバルが多かったからです。

考えの浅さというのもあります笑

実をいうと、半年しか通っていませんが、運よく所内オーディションを受けることができました。ですが、同時期に石川界人さんのインタビューを読んで、影響を受けやすい私は、前記事で書いたように日ナレに繋がる事務所には私と同じ声質の人がたくさんいて、たとえ所属できたとて、すでに現場を経験している人たちに私が勝てるのだろうか・・・と弱気になりました笑

何も調べずに、有名だからという理由で選びましたが、この選択は正しかったのだろうかと不安になりやめました笑

今考えれば、日ナレから上に上がれた人は本当の意味での実力者なので、プロの世界にいっても残っていくのだろうなと思います。

 

あくまで私の選択ですが、養成所、事務所内でライバルが多いという理由でやめてしまいました。石川さんに影響受けすぎですね笑

 

という形で、1つ目の養成所を半年でやめてしまいました。

レッスン内容は充実したものだったので、演技の勉強をするという意味ではとてもよかったと思います。

 

次回は、2つ目の養成所について。