アニメ会社員の日常。

お笑い芸人とジャニーズWESTを生きがいとする契約社員。

私が通っていた養成所2つ目①

前回に引き続き、私が通っていた養成所についてお話しします。

 

今回は、プロフィット養成所についてご説明します。

前回と同様私の体験談に基づく話になります。

通った歴も長いということで、今回は基礎科編になります。

  1. カリキュラム

  2.  料金

  3. 基礎科について思うこと

 

1.カリキュラム

プロフィット養成所は、

  1. 基礎科
  2. 本科

の2種類のクラスになります。

基礎科は、正確なクラス数はわかりませんが、ざっくり6クラスくらいでしょうか・・?

本科は2クラスです。

基本的に通えるのは1年のみになります。

日ナレとの大きな違いは、クラスが少ないこと、各科通える年数が1年のみということです。

 

カリキュラムの内容の前に

入学についてお話しします。

日ナレな場合、ほぼほぼ基礎から始まることになるのですが、

プロフィットの場合、本科始まりも多いです。

実際、私が本科に通っていた時、2クラスの内基礎科上がりは約30人中6人ほどでした。

私は基礎科始まりでしたが、これは後々聞いた話なのですが、

ギリギリに出すと本科からの入学チャンスを逃すらしく、養成所の志願書は早めに出しましょう。募集期間が始まったらすぐ履歴書をだして、養成所の入所オーディションに備えましょう。

 

では、基礎科のカリキュラムについてですが、

     1.滑舌教本

早口言葉、外郎売など、基本的なお芝居の教材が載っています。アクセントもこの教材で学びます。

   2.ペラの芝居台本

簡単な台本を講師の方が選んだ人と演じます。3種類くらいだったはずです。

卒業間近になると、体を使った芝居ではなく、アフレコのような形式で芝居をします。(マイク、映像等はありません。)

      3.ナレーション原稿

詞のようなものをその場で渡され、ナレーションをします。

 

ーーーーーー以上です笑

正直な話、日ナレでさえ、内容少ないと思うかもしれませんが、

プロフィットの方がやる内容が少ないです笑

ただ、クラスによって違ってくるので一概には言えません。

日ナレとの違いは、少人数な分、一人にじっくり時間をかける形でレッスンが進みます。ですので、挙手をしたらやらせてくれるというわけではないので、1レッスン何もしないなんてこともあります。

 

私のクラスは授業の初めに必ず、早口言葉をやりました。一人が読み上げて続いてみんなが読み上げるというのを順番に全文繰り返していくのですが、、講師の方が厳しい方で、噛んだ瞬間容赦なく次の人に飛ばされます。全文終わった際に、厳しいダメ出しが入り、緊張感がより高まります。このように、常に講師の方のプレッシャーを受けながら授業を受けるので、毎回ピリピリしていました。

 

余談なのですが、プロになるうえで、「緊張」との向き合い方について早めに考えたほうがよいかもしれません。

私は、講師の方のプレッシャーに負けて、普段なら言えることも言えなくなったり、

体がうまく動かなくなったり、極端に縮こまってしまいました。

社会人になってもそうですが、極度の緊張は、人の感覚を鈍らせます。

いかにプレッシャーに打ち勝つかが、プロになるうえで最も重要な項目の一つなのではと思います。オーディションをたくさん受けて慣れることも重要だと思います。

▼下記ご参考までに▼

 

2.料金

【本科入学】

入所金:¥250,000(税込)

月謝:¥30,000(税込)

 

【基礎科入学】

入所金:¥130,000(税込)

月謝:¥20,000(税込)

他養成所とあまり変わらないかもしれません。

 

3.基礎科について思うこと

まったくお芝居経験がない人に関しては、一人ずつ教えてくださるのでいいと思います!私のクラスは、15人ほどで男:女=4:6くらいで、お芝居経験がない人がほとんどでした。

ただ、正直な話、本科からの入所をお勧めします。

 

(入所することが難しいのですが笑)

ある程度学んだことがある人に関しては、我慢の1年になると思います。

私がそうでした。上記にもあるように、1レッスン何もしないなんてこともあったので、早くやりって、講評をもらいたいのに、何もやらせてくれないもどかしさが精神的につらかったです。

 

ですが、学びがなかったわけではなく、大きな収穫もありました。

プロの心がまえです。

講師の方は、実際に現場に出ている役者さんなので、実際の現場の空気を知っています。アニメ会社に入り実際にアフレコ現場に行くのですが、現場のプレッシャーたるやです笑基本的にミスをする人がいません笑

そう考えると、早口言葉で順番をとばされるのは納得ですし、仮にプロになれたとして、噛んでいる人がいたら、次の現場には呼ばれないのだろうなと思います。

噛まないで当たり前、対応できて当たり前ができないと生き残れない世界というのを教えてくれたのが基礎科での一番大きな学びでした。

 

実際、私の同期は基礎科からあがり、新人声優で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しています。プロになれるかはクラスではなく、結局自分次第なのだと思います。

プロフィットは、本科から入れないと所属できないというのは全くの嘘です。

実力があれば、事務所に所属できます。

 

ぜひ、参考にしてみてください!

 

私のバイブル載せときます。